雨の日のBGM
雨の日に家にいるのが好きだ。
なんだか静かな時間が流れるような気がして心が落ち着くのだ。
小生、実は「ピーカン!」(イマドキそんな表現をするのかはわからないが、快晴という意)が好きではない。
けっこう暗い人間なのかな。
とにかくなんだかまぶしい!
自室は特に日当たりが良すぎて、外での仕事ではない居職の日は特にいけない。
落ち着かないのである。
この感覚をおわかり頂ける人は一体何名いるのだろうか。
そして、PCでの作業中はBGMはなし。
よく自宅でテレビを見るわけでなし、つけっぱなしの方もいらっしゃるようだが、小生はそれを昔からしない。
「ノイズ」と認識してしまうのである。
ラジオをかけながら何かを行う人もけっこういるのだと聞く。
それもない。
しかし、一段落ついてお茶でも飲みたいなと思う時間にはこういった音楽をかけるのも一興だ。
その昔、サントリーホワイトのCFに登場したハートウォーミングかつハードボイルドを漂わせた長身の黒人ミュージシャン。
彼こそがMr.ベースマンことロン・カーターである。
ちなみに当時このお酒のCFはジャズまみれであり、シリーズ化。
彼の前にもハービー・ハンコックがフューチャーされていた。
ロン・カーターはイーストマン音楽院とマンハッタン音楽学校というアメリカを代表するミュージック・スクールを二校も卒業し、バチェラーとマスターという二つの音楽学士をも習得しているインテリジェントな人である。
1964年にあのマイルス・デイヴィス・グループの一員として初めて日本の土を踏んで以来、何度も日本を訪れ、神業ともいえるベース・プレイを披露。
NYに訪れた日本のファンを自宅のパーティに招待してくれたこともあるほど。
最高の名手。
彼のCDを聴きながらウイスキーをやるのもいいね。
実際、今時はCDや配信のほうが音が良いのはわかっているさ。
ただの自己満足だけの世界にしか過ぎないかのもしれないが、レコードで聴くなら尚更よいものだと思うね。
#RON CARTER
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